そして本番!!!!
::::銀杏の葉は、黄金色に輝いて!!!:::
1998/02/27
金曜日土曜日そして日曜日。がんばりましたほんとうに。そして3日間のお休み。音響のまんじゅう、14日に加茂町へ。今度は木曜日から、、またがんばるぞおお。
東京スタッフはその間に大山にスキーへ。照明のよしながさんがかわいい、ボクチちゃんと。なんと、よしながさんのおくさまも音響の真下さんと昔からのお知り合い。これは、本当に、同窓会。。。。
スキーの前の日、松江城にでかけた、みなさん。江戸時代の、弓矢をいれる篭に「とんぼ!!!」松江城のなかで、とんぼにこれだけ反応する人々もきっとめずらしいことまちがいなし!!
でも、それだけ、なにかがかたっているのかな?たのしい、そんな休日のあと、さあて、木曜日がやってきたああ。
私は、もうこれからのお仕事はみなさんをもりあげること!!
みんなで、おどって、リズムあそび。ほらほら、にこにこなってきた。そうそう、まちがえても、いいんです。今までの経過がなによりも大切だから。
金曜日、広島からオーケストラ軍団が。
このころからなんです。中学校で授業をしていると、なんととうとう加茂町にも「インフルエンザ」が。学級閉鎖、テストも延期。そうなんです、木曜日は、舞台カントクのまこちゃんもダウン。
ガンバッテ、完成したドラゴンキング。でも、この大形とんぼを、舞台にだしてあやつるのが、小学生のピコたち。電気がつくために、ケーブルの処理がとてもむずかしい。
にしこりパパはなんども子供達に指導を。もうにしこりパパ、完全な舞台人になってるう。練習練習。そして、電気がついたあ。あとは元気に!!!
でも、インフル君の力がすごーーい。カミサマア!!またまた試練をくださるのですねえええ。
でもね、かならずやピコがたすけてくれるもの。としんじつつも。これは異常事態。だってキャストがバタバタたおれて。今日はだれがいない、あしたは彼がいない。
前日の通しも全員そろわない。うーーーん。モモリーパワーもとどかないのかな?
でもでも<<<
うん!だいじょうぶだ。
そんな、22日。天気もまずます。
9時にホールについて、みんなの顔をみて。東京からの応援団におめにかかって。
10時からの発声。だんどりだけのとおし。みんなさすがにねむそうだあ。でも、リハであんまり、もりあがりすぎるといけないいけない。
12時半。お弁当をいただいて!!さあて、男性コーラスにお化粧。いやだいやだといいつつも、みなさんにお化粧をしてあげました。「こりゃ、くせになりそう!!」そんな御意見も。ある校長先生は、朝礼でもお化粧しよう!!なあんて。
さあて、本番。学校閉鎖で、子供達は本当は外出禁止。でも、小学生も中学生もたくさんきてくれました。
5分おしてまくが開きます。
そうなんです、本番の15分前までキャストがそろわない。本番はくるっていったのに。でも、これも仕方がないことです。いざというばあいは、裏でだれかがセリフをしゃべる、だれかがダミーでしばいする。
もう、えーーーい!!って。
でも、神様はいました!!!本番が一番よくできました。何度も、そんなみんなのすがたに涙がでそうで。
でも、なかないぞ!ってがんばっていたのに。。。。。。。
そんしが、舞台裏の実況をおくってくれました。
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じゃあ、そんしの舞台裏物語。いきます。
今日はいよいよ本番です。午前中から軽めのリハ。出入りを確認して、午後二時からの本番のウオーミングアップを完了。あとは本番のためにパワー充電。
でもでもこの時点でまだキャストが全員そろっていないのです。一週間前から猛威をふるったインフルエンザにやられて二人の中学生がまだこない。朝の時点で熱が四十度近くあるが本番は何とかすると電話がはいったまま。そして開演十五分前になんとかステージ袖に到着してめでたく全員集合となりました。
でも、ステージで僕たちが演じるドラマの他に、もう一つのドラマがここからはじまったのです。スタンバイ直前によしえちゃんという子が、風邪で声がでなくて
セリフが言えないって泣いています。でも、ここまでがんばってきたんだ、せりふが言えなくてもステージにたとう、失敗してもいいからと言い聞かせ、スタンバイ。そして幕が上がりました。でも、そのとたんその子は座り込んでしまったんです。。きっと声がでないプレッシャーとインフル君のせいです。舞台袖で寝かしていると、過度の緊張で過呼吸を起こしてしまい、キャストの中の看護婦さんに手当てをしてもらました。この時点でよしえちゃんをあきらめました。そして僕の出番なのですが、頭の中はよしえちゃんの代役をどうたてようかでいっぱい。他の子供たちにも動揺が。気持ちを切り換えて、テンション高く、と子供たちにと自分自身にも言い聞かせて、ステージへ。 なんとか無事に終わってさあ誰にするって上手下手を行ったり来たり。するとよしえちゃんがわたしだいじょうぶ。やってみるってたちあがります。肩をたたいて、たのむぞ。一件落着かと思いきやまたひとり袖でわんわん泣いてる。どしたあああって聞くと、これからせりふとソロの部分がある高校生の深田ゆうこちゃん。とちゅうで声がでなくなったって泣いている。もうすぐセリフのあるところだあ、取り敢えず落ち着かせなきゃって思って歌の部分は変わりの中学生に頼むから、セリフだけ何とか頑張れって。そして出番。僕もステージにたつのでもうどうしようもない。その子はさっきまでしゃっくりしながら泣いてたのにどうだ。堂々と笑顔で演技。で、また袖に入ると涙。でも、直前になって、なおった、声がでるようになったって。よかったあ。。。さあ、じゃあセリフの最後のシーン。中高校生全員での見せ場。頑張ろうって一緒に出様とするとあっこがいない。あっこちゃんはモモリーランドでもおなじみの中学生ですがすごいパワーを持った子で僕たちもぐんぐん引っ張っていくとってもいい子。 そのこがいなああい。でももうだめ。。。出番。。。あっこぬきでステージにたちました。歌までに、もしあっ子がいなかったら久美ちゃん歌ってくれええって。。セリフは僕が何とかするから。と言う感じではらはらどきどき。。そのとき舞台袖にあっこが帰ってきているのがみえる。あっこのセリフが来た。袖からでていえば絶対失敗だってお客さんはわからない。袖からでてセリフ言ってくれって祈っていると、そのとおり絶妙のタイミングで登場しせりふ。やったあああ。さすがあっこ。転んでもただでは起きない。そして、そのままラストのカーテーンコールへと続き、銀杏がステージの上から舞い落ちます。まるで東京の銀杏並木のように。そしてオケピットを見るとモモ先生は涙、涙。ステージの僕たちも、音響さんも照明さんも歌いながら涙。スタッフも。そして、緞帳はおりました。そしてモモ先生はステージの僕たちに、涙でありがとうと言うのがやっと。でも、僕たちこそありがとう。みんな一緒に涙。。。
そして、昨日僕の里の母から手紙がきました。 感動をありがとう。すばらしいステージをありがとう。みんな笑顔でいっしょうけんめい。それに感動しました。最高の先生、仲間に恵まれましたね。私から、太陽賞をみんなに贈ります。
とかかれていました。太陽賞とは何かわからないけど、僕たちのステージを太陽のように感じたんですね。お母さん。僕もそう思う。最高の指導者と仲間だよって。
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ほんと、そんし、がんばってくれてありがとう!!ほんと。
カーテンコール。そのはじけた「ボクらとんぼにのっている!!!!」をきいて、銀杏の葉は1500枚、きれいにきれいにまったとき。もう、がまんができませんでした。
小学生のおとこのこ、「せんせ!化粧がおちるよ」なんてなまいきまでいわれてしまいました。ホンアツくん。これからもビリオネアの素敵な役者になってね。
ほんと、ありがとう!!しかいえない。すごくすてきな本番でした。
THINKING BELLは、永遠に!!!!!いつまでも、////ね!!
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