モモのお仲間なら、モモがどれ程クラシックバレエを愛し。
また運命ともいえるバレエの先生橋浦先生とのお話は有名です。
6月12日に、その橋浦先生の門下生の公演「グループアラベスク」の本番がありました。。
あるお稽古の日
「公演にでなあ〜〜イ??」って先生からお誘いをいただきました。
「私に何ができますかああ??」って。
だってプロのバレエダンサーの方々ばかり。
そして、6月は毎年恒例のパリ祭のお稽古の月、なおかつ、桐朋の授業、島根。。。ううううううう、
でも、そのときは、考えさせてくださいとおつたえしつつ、数日後に先生にファックスいたしました。
「やっぱり、公演参加させてください!!」って。
そしてそんなファックスをお送りして、アトリエモモでのバレエ基礎クラス四月の日。
(天下の橋浦先生が モモのクラスならって特別に素人の方に基礎を教えて下さっているんですよおおお)
お花見をしましょの日、先生の公演の構想をうかがいました。(わおおおお。)
実はこの私の役は、二月のアトリエモモのミュージックカフェ バレエダンサーの相馬レオくんを光太郎として起用したとき橋浦先生が見にきて下さって思いつかれたそうです。
私あなたが分かったわ!!とおっしゃって生まれてた役 オペレッタのプリマドンナ そしてレオ君が若い愛人。
お花見の時の先生のお話は 月子と冴子という姉妹がいて、時は大正ロマン。
お金持ちのその男爵の娘達。
父の死後ふさぎ込んでいるとき、父の友人の貴族よりパリへの旅のプレゼントのお手紙が。。。
そしてこうなってこうなって、、、って説明してくださる先生。。
いつもは比較的どこでも普段仕切らなければいけないのがモモの立場。
でも橋浦先生は そんな私に結果をポン!といつも与えれ下さいます。ほおんと「ビックリ!!」。。。。。
先生の70歳のお誕生日もそうでした。
ポン!って歌うことになり「私の一番新しい弟子」としょうかいしてくださりました。
そして今回もそのようです。
もうう、モモはそのままおまかせしてに進むことにしました。できるだけお稽古に参加して頑張りました。
やっぱり先生厳しい。。だからかっこいい。。プロに求めていく姿はやっぱりすごいものでした、私もプロのダンサーの一人として頑張ろうと心にきめました。
でも、歌のソロの所は誰にも頼れません、私を起用したことで、ダンス業界で御迷惑をかけてはいけない。。
うううう。
なああんて、顔では平気な風ですが、結構準備には細心の注意をはらいましたよ。
主要メンバーは芸達者な男達。。女装に戦うには私もプロの手を借りないと。
まず衣裳は去年パリ祭で大変にお世話になった東宝衣裳。
そしてメイクも信頼できる方にお願いしました。
衣裳の下見にいってびっくり!!!まるでわたしの為にあったの??という赤の衣裳。
去年のパリ祭のジュトゥヴでしっかりわたしの体型も雰囲気もしっているからすごいすごい。
着こなして下さるからうれしいなあんんていわれちゃったああ。

これでもう安心です。あとは練習にはげむだけ。
本番前日の場あたりでは、これから雰囲気を掴むこと山程。。
ひさしぶりにプロのダンサーと一緒で気分は最高!!
一部はコンテンポラリ−ダンスの佐藤一哉さんの振り付け。男性7人のよる褌の勇姿。(写真をクリックすると拡大します)
稽古場の時は、本当にすごい状況でした、稽古場は汗でびしょびしょ。何度も何度も床に転がりまた起きる。反戦がテーマです。でも、舞台でみると本当に「美しい」そして一哉さんの振り付けと本人のギャップ。
本当に穏やかで素敵な方です。
二部は女性達による「ラプソディー」曲はラフマニノフです。
40人程のダンサーがいれかわりたちかわりフォーメーションを創っていくすがたまたその複雑さにほんとびっくり、それを一糸乱れないようにお稽古をつけていかれる橋浦先生は本当に厳しい。。
ダンスシーンの写真をとってみると良く分ります。
なかなか揃うものではないのに、これは本当にクラシックバレエの底力です。
青を基調に紫への濃淡のレオタードはあじさいの様だと批評されていました。
それにしてもみなさん「細い!!!!!」このお稽古の間他のお稽古にいくと「愕然!!!」としてしまうなんていってしまってはいけないいけない(ここだけのお話しです)

さて私の出演する三部。
本番全日の場あたりとリハ−サル。本番のゲネプロ。そこで私物凄く新たなる自分の舞台上の感覚を見い出したのです。「何をしても大丈夫だあああ」
これは本当にひさしぶりの感覚です。勝手なことをしていいのではないのです。もちろん。場を当たるたびに立ち位置や間合いは整い、ふと回りを見回すと、同時に舞台にのっている方々に「うっとり」手を差し出すとすぐそれに受けてくれるし、身体の向きも自由自在。。わおおおおおお。もうモモは嬉しくなってたああいへん。
この感覚です、よく外国で舞台にのると音楽的にもこの感じ。。

本番の三部の幕開けの休憩が一番楽しくて、まるで今から本当にパリに船旅をするようでした。
一哉さんがシャンソン歌手で一緒に舞台に乗ったことがあるなんて話して下さって一哉さんがベジャール舞踏団に留学為さっていいたこともうかがったし。
タキシードのその姿がまるで歌い手のようでした。
「そうか!!!」バレエの人たちとコンサ−−トすればいいんだ。。。と気がついたわけでした。
さあて、始まります。流れる曲は「パリの空の下セーヌが流れる」その曲に合わせて姉妹の巻手紙朗読。。
なんと緞帳があいたら、まってましたの拍手。これはただ事ではありません。
橋浦先生の50年かかるのよ。。とおっしゃった意味がわかりました。
パリの空の下がこんなにパリの香と期待に満ちあふれているなんて。。。巻手紙をよぶ姉妹の動作にお客様が笑ってる。。。こういう幕開けならばあとは、類は友をよぶ、、じゃないけれど、次から次へとダンスの間演技の間合いが上手くいって、すっごーーくおかしかったり、恐かったり。。。
それはびっくり!!です。
船の中でまずタイタニックのテ−マで橋浦先生扮する月子が、素敵なバレエダンサー増田さん扮するニンジンスキーに人目ほれ。。例の十字に手を広げるシーンが出たときのお客様の「抱腹絶倒」」。でもね、これを稽古場で稽古着で私達の衝撃!!!それはすっごい衝撃!!!想像つくでしょ!

また、トウシューズをはいたバレエダンサーさんたちが「美しいのなんのって」稽古場でもういつもニコニコでみてました。とにかくバレエの上手い人はすきなんです。素敵な人しかいない。。
四月に澁谷でダンスパフォーマンスの方々に呼ばれたときのあのバレリーナさんもここにいました。。
あんまり私が嬉しそうにみているので、すっごいうれしそう!!って笑われました。
そして船上パーティーで我らがオペレッタ団が踊りをそして私が歌を歌います。
今後の運命の示唆として「暗い日曜日」
今回程、言葉一つ一つをふか〜〜く練習したことはありません。私分かったんです。
言葉一つ一つに振り付けなきゃいけないことを。。そのときは、まだ一生懸命でした、今回は特に神様が教えてくれるように勉強しました。
でも、それが何をいみするか、本番が終わったあと「ジワジワジワジワ」きました。
人の出会いは本当に運命です。ね
とにかく、上手ということは素晴らしい。
おかしな動きをしてもそれがテクニックに裏つけされていてかならずそろう。
もう金色銀色のアメリカ女扮する男性陣。芸大でも教えていらっしゃる日舞の方扮する冴子の豹変ぶり。
日本の伝統と西洋の伝統がこういう「いとおかし」になるんだああああ。もうすっごい楽しい。。お客様もっとたのしい。
私はよく想うしいうんです。哀しいものを暗く表現するのはよくないって。
人前に出すものには、かならずパワーが必要 パワ−不足の暗さで終わっているものが多い様な気がします。
演ずる方のパワーのリレー。。

今回は私の暗い日曜日から、一哉さんと増田さんのアルゼンチンタンゴへのリレ−。
この間がたまらない。。。
緊張感とおかしさ。。絶妙はテイストは酔っぱらい乱入でパーティーがめちゃくちゃになるというシーンでおわります。
数日間の洋行の旅も終わり、無事にパリについて下船していく人々。
月子と冴子はしっかり洋装となり「モガ」!!
それにしても 「女装」ってなんて魅力的なんだろう。
もうすっかりその世界にはまったモモでした。
サセパリでラインダンス。バレエダンサーの足の上がり方 すっごい余裕!!何十いいても手がそろって。
その手がチャーミング!!!ワアアアアア。これだあああ!!
でも、みんないわく。。。「今回はちっとも モモ先生浮かない!!」とのこと
もしかしてえ!!!!!!!!
でもこんんな楽しい本番は生まれて始めてでした!!う!!癖になってしまいました
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